鳥取市国府町のほぼ真ん中に位置する新井集落を紹介します。
大昔、「泉が谷」という地名でした。

21戸約80名が暮らす新井集落では、本村と舟山地区があり、1月「とんどさん」3月「百万遍」5月「しろみて」7月「納涼祭(石舟まつり)」10月「自然観察と収穫祭」などの事業を開催しています。

その中でも、住民総出で行う石舟まつりは、平成元年より始め、20年目の節目の年に一度だけ快晴で、20年間全て雨の中で開催しています。近隣ではこの日を避けて、事業を行う集落が増えているとかいないとか・・・
石舟まつりの石舟は、二位の尼の墓といわれている新井の石舟古墳からとっています。

女性の神様を祭っている折井神社では、春夏秋と神事をおこなっています。荒神さんは9月に行います。
石舟古墳も折井神社も女性であり、集落の女性人口比も当然高いのです。

農業においては稲作は種籾中心であり、平成15年から、村でいちじく栽培を特産品として取り組んでいます。

当集落では、数年間に渡って、環境整備事業を取り組み、休耕田の再利用(いちじく栽培)、蛍の飛び交う小川造り、広場の整備、神社古墳の参道整備、樋門整備、石舟の館建設を行ってきました。休耕田、小川造り、参道整備は村総事で行い、とても愛着のあるものとなっています。

平成19年に新井Figの会、平成20年にTeam nii実行部会を発足し、いちじく加工品の販売、開発を行っています。一番人気の、いちじくパイを主にマドレーヌ、いちじくジャム等を国府町のイベントで販売しています。平成21年秋に、新たにいちじくクッキーを開発しました。

広場では、毎週土曜日にグランドゴルフ、石舟の館では、豆腐やこんにゃく作りが盛んです。

平成21年大晦日にTeam niiカウントダウンを開催し、大いに盛り上がりました。

集落に入る沿道沿いに木槿を中心に植え、四季の花を楽しむよう美化運動に取り組んでいます。

防犯活動の一つとして、案山子を三カ所に設置し、大人と子どものコミュニケーション形成の場所として楽しい景観を創っています。

イノシシ肉等で、随時懇親会を行っています。
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