折井神社
祭 神 稚日女命(わかひめのみこと)
例祭日 十月十五日
由 緒
折井神社は新井集落の氏神で、新井と舟山の中間の山すそにある。築造年代ははっきりしない。
古くは折井大明神とよばれていたが、明治元年に折井社と改称された。その後明治7年に再び改称されて、現在の呼び名の折井神社となった。
祭神は「稚日女命」という女神である。「機織りの神」「裁縫の神」とされる。したがって神号を「織り衣」とし、「折井」の文字をあてたのではないだろうか。
神社は県道から200mほど入った所にある。参道の両側には石灯籠がたち、石の鳥居には昭和七年二月の銘が入っている。石段を上りきったところにさや堂があり、その中に神殿と拝殿がある。境内はそれほど広くないが杉・椿・けやきが茂っていて静寂な趣をしている。参ろうは石段の下に建てられている。
参考文献:改訂国府町誌