年頭ご挨拶 

謹んで新年のご挨拶を申しあげます。

いつも本ホームページのご高覧を賜り洵に忝く、ここに謹んで厚く御礼を申しあげます。 

皆様のご閲覧が愚生の励みとなり日々精進の意欲が沸いて参ります。

私は本年を以て、傘寿、即ち数えで80歳となりますが、日々、国家の基本問題を蔑ろにした民主党政権と、小沢一郎の傲慢不遜、また鳩山君と言う劣化した宰相の姿を見て嘆かわしく涙の日々を送っております。

日本人は、とてつもなく劣化しております。小沢一郎君にしても、国家を動かす権力者としての自覚も倫理も、民族としての使命感もなく、ただマネー価値観のみにて国民を動かし、中国におもねる様子をいたたまれぬ思いで見つめております。到底、隠居の気分になれません。

若い人がインターネットで、国家を憂う人々が沢山居るのは悦ばしいのですが、みな偽名、匿名です。これは無責任です。
このような、中途半端な気持ちで、日本を、国家を、真に盛り上げて行けますのでしょうか。勇気が無さ過ぎます。

自分の国を愛するのを「匿名・偽名」とするのでは、本物の精神でないと思うのです。国家、民族を愛するのに、どうして匿名・偽名なのですか。堂々として主張してよいと思います。勇気が必要なのです「日本の保守」には。
 

それにしましても、日本の政治家、特に国会議員は極端に無能であります。

国会議員の「仕分け」こそ日本の緊急な課題であります。先ず、国会議員半減を要求しょう。

国家観無き、使命感なき議員を選出してはなりません。 

二千年の連綿たる日本の未来の為に、政治家には、

「国家・国民の為に命を捧げる精神」を要求して差し支え無いものと判断します。 

「国益」追求と、「日本のよき伝統を保守する」議員を選出すべきであります。 

ここ500年間世界を支配してきた欧米の原理は完全に世界的に破綻しました。

中国の原理は未成熟であり唯我独善であります。中国に唯々諾々と小沢のように追随してはなりません。 

聖徳太子の中国に対する、あの矜持ある精神こそ日本人は復元しなくてはなりません。(下記)

「日本の原理」こそ21世紀に相応しいものと自信を持つべきであります。
 

日本の未来の為に、今年こそ「戦後の間違えた道」を復元しなくてはなりません。 

平成22年元旦 

徳永日本学研究所 代表 徳永圀典 

聖徳太子が隋に送った手紙

聖徳太子が小野妹子に持たせた手紙はあまりにも有名です。

【日出処天子至書日没処天子無恙云々】(日出処の天子、書を没する処の天子に致す。つつがなきや…)

これを読んだ隋の煬帝は激しく怒ります。どうしてそんなに怒ったのでしょうか。まず、日本を「日の出る国」、中国を「日が落ちる国」と表現したことに怒りました。
もう一つは中国皇帝にしか使用されていなかった「天子」という言葉を「日出処の天子」と使ったことです。聖徳太子にしてみれば、それまでの日本は新羅や百済と外交があったけれども、これからは隋と対等の関係でいきましょうという意味が込められていたようです。