日本の「叡知」(遷宮年を寿ぐ) その一   

平成25年1月

元旦 民族の魂の
復活の神事

今年は、伊勢神宮の遷宮年である。誠に喜ばしい年である。
二十年ごとに遷宮するとは、
「日本人再生の神事」であり、
「民族伝統継承の行事」であり、
「民族の魂復活の神事」であり、
「民族永遠を希求する測り知れない叡知」が潜んでいる行事である。 この事を理解できない、受容できない、或は、神道を元に創成した日本を自逆する人々は日本人と言えない。早々に異国に移籍するが良かろう。

2日 日本嫌いの面々へ あの歌手・加藤登紀子は随分前だが、この日本を堪らなく嫌だと言った。嫌なら外国人になっているかと思いきや、まだ「ぬくぬくと日本人」をしている。住み心地が良いのであろう。加藤登紀子君、君は知床旅情だったか、良い歌を歌う、日本人の感性がある、一言のコメントを社会に示してから日本に住んでくれないか。 
大江健三郎君、君は、えらい反日で自逆的であるが、お好きな外国で暮してくれいなか。
冒頭から、えらい形而下的話題へと急落したが、大江健三郎君、鳩山由紀夫君のような、火星人のような頭だけを持つ人間が跋扈し、ヒネクレタ一部の戦後人間は、素直でないから日本人の叡知が理解出来ぬのであろう。
3日 地球人類の救世主的存在

欧米の世界歴史を、ここ五百年を俯瞰し、鳥瞰すれば、彼らの文明は、実に荒々しい原理であり、それが植民地を作り世界覇権を握った。それは、白人以外を蔑視した思想的源泉であったのは明白である。 その白人の世界植民地化に「敢然として体当たり」で阻止し、自らは敗れたが、植民地を解放し、人類史的には地球人類の救世主的存在は日本人なのである。中国や韓国などは彼等の犠牲にすらなっていたのに視野狭窄でこの自覚がない。不幸な民族の中国・韓国である、ひねくれている。この事は歴史的真実である。

4日 明白な歴史的事実

若い柔軟な頭脳を持つ人々よ、この明白な歴史的事実を想起し開眼して欲しい。今月中旬に発行される『日本人の誇りと自信を取り戻す33話』 徳永圀典著も参照願いたい。

5日 必然的原理が神道 第一、彼ら白人たちの神は、唯一絶対神で、他を原理的に受け入れないが、日本の神々は、おおらかで受容的である。21世紀の人類繁栄の必然的原理を地球規模で具えているのが分らぬのか。
6日 地球守護神 第二、日本の神は自然崇拝であり、21世紀の地球・人類・自然の守護神とも呼べる原理を持っており、「地球守護神」なのである。
7日 平等性 第三、日本の神々は、みな元「人間」なのである。日本人は仏教と異なり死ねば、みな、みこと=(みこと)、或は(みこと)として神になる。私なら「徳永圀(とくながくに)(すけ)(のみこと)」なのである。平等性の完結している日本である。
8日 世界に無い家系

日本の天皇であるが、これは天照大神の長男・アメノオシホミミの子孫である。次男・アメノホヒの子孫は出雲大社の千家である。皇室も出雲大社も連綿として続き現代に至っているのだ。このような家系は世界には無い。

9日 人類の叡知

然も、天皇は、歴史的に、政治から超越した存在である。これこそ「人類の叡知」と言わずにはおられない。 世界各国の知性ある人々は、日本の、この仕組みを羨み、崇め尊んでいるのである。日本のこの仕組みを素晴らしいと思っているのだ。

10日 天皇家を
「人類遺産」へ

それを認めない加藤登紀子君とか大江健三郎君などは、哀れな自虐性の持ち主なのである。反日左翼の連中は、実に愚かしい日本人と言えるのである。 
ここで、徳永圀典は「大提案」をする。 天皇家を「人類遺産」として世界に認めさせようではないか。            平成25年元旦

宣言「日本の神様は地球保護神」
11日 宣言「日本の神様は地球保護神」 古代から八百万の神々や大自然の偉大な働きを考えて「我々の身体は地球からの借り物」という日本人の思想は科学的に正しい。身体の凡ての元素は地球からの借り物で、我々は一定期間地球に存在したら身体をすべて地球や宇宙に返還する。
21世紀は、「生命の元の親」であるその地球に感謝し自然と共に生きるという日本的存念が世界人類に必要になってきた。
12日 日本の原理即ち神道=森の原理 その思想の根幹にあるのが神道である。森の中で祈ることを日本人以外は考えつかなかった、森こそ生命の泉であり神である。人類の文明とか歴史を回顧すると、森の在る所、必ず文明は興り、森を食い潰した時、その文明は必ず滅んでいる。
日本は縄文の太古より21世紀の現在まで国土は深い緑に覆われて、いよいよ栄えている。それは日本民族が古代から自覚の有無に拘らず神道が血となり肉となって森との共生・共存の思想で生きてきたからである。日本の原理即ち神道は森の原理と言える。
13日 地球環境破壊の思想的元凶 これに対して西洋の原理は物質主義に根ざし、大量生産・大量消費の思想を生み自然破壊を招いた。西洋文明は原理的に自然征服・破壊の欲求から生まれた荒々しい文明で、現在の地球環境破壊の思想的元凶である。現在の地球環境破壊は五百年にわたるこの西洋原理が破綻しつつある事を示す。
14日 宗教の根底的統一性 このような視点から帰納して行くと、日本の神様はまさに地球環境保護の大神様と言える。この日本の神様の原理こそ21世紀の地球・人類の幸せを守る普遍的原理であると世界を啓蒙し周知せしめたいと切に願う。自然と環境に優しい神道こそ、世界を救う地球宗教だと我々は自信を持たねばならぬ。世界的歴史学者アーノルド・トインビーが伊勢神宮に参拝して「この聖地に於いて私はすべての宗教の根底的統一性を感得する」と感動し毛筆で署名した。神道こそ地球人類の危機を救うと、人類の大英知トインビーが予言した事に日本人は矜持を持ってよい。そこで新年にあたり、私は「日本の神様は地球環境保護神」だと宣言する。以下はその精神内容である。
15日 日本神道は 日本神道は
@人間に幸せをもたらす森羅万象の偉大なるものを神として(あが)める。     (自然崇拝) 
A 人間の幸せを築いた古代の偉大な人物も神として崇拝する祖先崇拝の思想で貫かれている。この敬神崇祖が神道の基本。(先祖崇拝
B 森と水は人間や万物の命を育てる元として、こよない感謝の対象とする。(森林は万物の命の水と酸素を育成)
C太陽は全生命の根源、その化身の天照大神(女性)は自ら働かれ機織(はたおり)された。天皇自ら田植えをされ、皇后も養蚕される伝統が続いている。働くこと、手を使うことは日本の美徳。(日本の労働は欣労(きんろう)) 
D森の中のお(やしろ)に鎮座され、簡素・質素を旨として地域や住民を護り見守られる。(大地・住民保護)
16日 E水は生命の根源であると共に清浄・清潔をもたらす、「ハラエタマエ・キヨメタマエ」を祈りの言葉とする。(清浄清潔は健康の基本)F人間は死ねば、誰でも神となり「(みこと)または(みこと)」と呼ばれる。  (先祖の祭り、人間の平等性)
Gもったいない、簡素を旨とし、平安・豊穣を祈り、人間に素朴な健康生活をもたらす。                 (資源尊重) 
H和魂(にぎたま)は穏やかな心で人間に自然の恵みを教え平和に導く。                              (平和共存の原理)
I日本の神様は大自然の心にかなう地球・人類生存の根幹原理そのものである。             (人間は宇宙の一部)
17日 ご神体について   宗教にはご神体がある。そして宗教の核心は間違いなく「心」の陶冶(とうや)と見る。あらゆる宗教の教えの主眼は心にあると洞察している。
日本の神道もそうである。神道は、清らか、清潔、明るい、簡素、心からなる、などを重視していると私は見る。清らかは、「ハラエタマエ、キヨメタマエ」。
簡素は、仏教の僧侶の金襴緞子の袈裟と異なり、白と黒の衣服。また皇室同様に、簡素美の建物であり祭礼用品である。仏教のようなキンキラキンは輸入宗教である。余談だが、皇室の玉座は、ヨーロッパ諸国の王室と違い、実に簡素なものである。これは神道と同根だからである。
18日

さて、その心だが、キリスト教でも仏教でも、牧師とか僧侶が神と人間との中間にいて神仏との取り次ぎの役目をしている。

19日 必要なのは「人間の真心」

神道では、神社に、即ち神様に捧げる事は、或は物品は、絵画であれ、彫刻であれ、神様の前で必要なのは「人間の心」なのである。だから、お供えの絵画も彫刻も、いかなる高名な芸術家と雖も無記名である。神様の前には単なる一個人でよいのである。肩書きは無用である。必要なのは「真心」のみなのである。

20日 自分の心を映す

要は、心からなるものを神様に捧げるのだ。神道のご本尊は、「鏡」である。向き合う鏡とは「自分の心を映す鏡」にほかならない。自分の心の陶冶の為に祈りを捧げるのである。

21日 二礼二拍手の徳永流解釈

二礼二拍手、一礼の拍手(かしわで)は、そのインセンティブ=刺激なのである。元旦に、或は祈りを捧げる時の拍手とは、「自己の心への祈願の刺激」なのである。

22日 日本人の魂のルーツ

将に、伊勢神宮は「日本人の魂のルーツ」であると明確に理解されたでありましょう。2千年続いているのです。加藤登紀子とか大江健三郎などが現れても、或は奇妙な事を申しても、日本の神様は、大きく包含してゆかれるのです。20年ごとの遷宮はそれを如実に示している。加藤登紀子とか大江健三郎などは、頭脳硬直だが、彼らの好きな本物の知性ある外国人は理解が早い。
23日 トインビー

ここで世界の偉人・著名人が伊勢神宮の事を述べた言葉を編集してみよう。先ず、イギリスの哲学者・アーノルド・トインビーの言葉は有名である。「この伊勢神宮の聖地において、私はあらゆる宗教の根底的な統一的なものを感じる」

24日 ドイツの建築学者・ブルーノ・タウトは

「これまで日本が、世界に与えた全ての源、独特な日本文化を開く鍵、何も足すことが出来ない完成した形から、全世界の讃美する日本の根元?それは、下宮、内宮、(あら)祭宮(まつりのみや)をもつ伊勢神宮である。

25日 ストロースは

フランス人の社会人類学者、クロード・レヴィ・ストロースは言う「イスラエル、パレスチナの遺物は、現在とは隔絶された過去のものである。然し、日本の神社は、古代から現在に至るまで連綿と継続し、今なお存在することに、深い感動を覚える」

26日 海外移住を勧奨

大江健三郎君よ。君は尊敬しないであろうが、大江君程度と桁違いに高名な世界的歴史学者・アーノルド・トインビーが昭和42年に伊勢神宮に参拝した、その時の記帳の一節を紹介しよう。「この聖地に於いて、私はあらゆる宗教の根底的な統一的なものを感じる」。我輩・岫雲斎圀典でも随分前から同じことを感じている。大江君は将に日本人としての情緒も全く欠けた人間だと思われる。海外移住を勧奨するよ。

27日 クローデル

古い話だが、フランスの劇作家ポール・クローデルは大正10年から昭和初期まで駐日フランス大使を務めた人だか、このように発言している。「私が断じて滅びて欲しくない一つの国民がある。それは日本人である。これほど興味深い、太古からの文明は消滅させてはならない」

28日 大江君

大江君、君たちの感性とか情緒は誤っている。戦後七十年、アメリカ軍の教育のままになっている存在の君たちの感性・情緒に憐れみと同情を覚えるよ。死ぬ間際になるまで分らなかったら最大の不幸だよ。今年は有り難い遷宮年だ、改心の絶好のチャンスだよ。次ぎの、エミール・ギメなどの言葉は、21世紀の日本が地球上の中心民族だと予言しているようなものだよ。

29日 自然環境畏怖

「日本人は、最初から、自分たちを取り巻く自然環境畏怖していた。日本人は慈悲深い大地と、海産物が豊富な海を崇拝していた。神々が彼らを幸福にしてくれるのだと心底から考えたのだ」とね。

30日 中国・韓国人とは違う

日本人は、中国人とか韓国人など、根底から異なる高貴な感性・情緒に恵まれている。

31日 普遍性なき中国・韓国

21世紀の地球の民族の指導的位置を日本人は占めなくてはならぬ存在だ。中国文明、中国人にこのような普遍性は全くない。