日本の原理は地球の原理 

敗戦後、今年で70年、廃墟の中から立ち上がった日本、現状を総合的に戦勝諸国と比較して見れば、日本の素晴らしい発展と進化を続けた現実に目を見張る思いである。 

私は、なぜ日本が常に進化し発展し、日本の文明が世界中へと大きく流れて愛されているのか、それは、「日本民族は、この大自然を神様として崇めている」からだと思う。別の言葉で申せば、日本民族は、地球の原理と共に生きているからだとなろう。 

更に、別の言い方をすれば、「大自然に素直な生き方」をしているからである。大自然の生き物の一つである人間は所詮は大自然に従わねば生きられないのである。日本人は、生態系に素直に生きているのである。 

表現を更に変えて申すと、たかが70年しかこの大自然に生存できない人間の考えた「イデオロギーでは喰えない」のである。人工的なレーニンのイデオロギー・共産主義も、社会主義も、人間を本当に幸せにしていないのである。

日本民族が、したたかに生きられるのは、このような地球の原理に沿った生き方を有史以来しているからである。日本は、大自然国家なのである。 

天照大神は大自然の根幹である太陽神である。その子孫である天皇を中心に肇国した先人の叡智に感動する。

有り難い国・日本だが、敗戦し、欧米の原理、即ち大量生産・大量破壊の原理が過去500年続き地球破滅を誘導してきた。

地球の乗組員である人類は、今やその地球の反撃報復が日に日に迫り大災害を受けつつある。

ここに気づいたアフリカの為政者が「もったいない」に気づいた。

東北大地震と大津波でも、日本人被災者の姿勢は世界を驚かせた。

日本人の生活の有り様が、どんどん世界に向けて流れている。それは冷静で豊かな人間らしい感性に充ちているからである。多くの外国人に「クールジャパン」と言われる現象が起きているが、日本文化の原理は大自然の原理であり人間性に合致しているからである。 

占領軍により吹き込まれた思想・自虐史観を大事に、守ってきた朝日新聞、日教組、岩波書店、官公労労組等々、一時は「革新と言われた社会党、現社民党」なども生きているのか死んでいるのか息絶え絶えである。朝日新聞の嘘つきぶりが暴露された。戦後左翼の「利権構造」もいずれ破壊されるであろう。 

最近の若い人ほど、肌感覚で、本物の日本を分かり、純正日本人になりつつあるように思える。 

それは、日本の原理が理解されてきたからである。

上述の自虐史観に溺れてきた朝日新聞等々、古事記を否定してきた左翼も、現実に、伊勢神宮の遷宮とか、出雲大社の遷宮とかを見て、日本の歴史の素晴らしさを理解してしまった。

あの出雲大社の若い神職が、自分の先祖は、天照大神の次男の後裔ですといった。日本の神は人間なのである。神々の国と発言した森総理が辞める理由など無いのである。無知で幼稚な反日の面々は偏向しているのだ。朝日新聞等々左翼の罠に嵌っただけなのである。 

神話の国かと思いきや、チャイナやコリアに出たこともない、ノーベル科学賞受賞者は年々有りて、世界の最先端技術国として更に進化発展しているのだ。 

このような素晴らしい日本人、

私は、今こそ、「世界に教える日本」となっている事を特筆大書する。日本文化は「平和文化」であり「世界平和に相応しい文化」だと自信を持つべきだと申したい。 

更に、歴史の軌跡を回顧してみよう。 

世界は、コロンブスのアメリカ大陸以来、白人主導の地球であり多くの植民地を白人の国々が所有し、搾取の限りを尽くした。

この白人至上主義に終止符を打ったのが日露戦争の勝利であった。エジプト出身のガリという国連事務総長は来日の度に東郷神社に参拝した事を知る人は少ないが日露戦争の役割は世界史上の大事件であったのだ。

大東亜戦争、この戦争を契機に、「世界の在り様」が激変したことも認識するべきである。白人諸国の持つ植民地が凡て解放されて独立したではないか。これは人間にとり正しい方向を一段と進めたのだ。           徳永日本学研究所 代表 徳永圀典