欧米原理は破綻した、日本の原理に戻れ
日本の良き伝統・文化・正しい歴史を守れ
我が国は、祖先が営々として二千年間培ってきた連綿たる国柄である。然しながら、昭和２０年の敗戦後、世界にも稀な文化国家の伝統を意識の底から弊履の如く捨て去ったやに見える昨今である。
その事を多くの国民は痛感しているが、奥ゆかしい日本人は自覚はあるが今尚黙しているかの如くで、国民的多大多数にならない現状である。
このまま推移せんか、日本の世界に誇る伝統・文化は消滅してしまいかねない現実が迫り来ることとなる。
国家・民族の発展は、自国の良き伝統・文化に基づく歴史の縦軸を確りと維持しつつ漸進的に良き他文化(横軸)を取り入れて行く保守の原理が至当だと確信する。
それが自然であり人間に幸せを齎すと信ずるからである。
現今日本は、その縦軸たる民族の背骨が溶解しつつあり、日本が日本でなくなるのではないかとさえ思われる社会現象が続発している。それらは伝統の断絶に起因する。
国際化の現代、他国から尊敬される国民とは、先ず「自国の文化・伝統・正しい歴史の教養を身につけ、それに矜持を持つ国民」である。これが世界の常識である。
はたして、現今日本人はそうであろうか。否、無国籍人の如くであり、国史を学ばず祖先の世界的功績すら知らない人々が増えている。これでは、日本人は外国人に侮蔑されるのみである。
アメリカは破綻に近い現実ほ迎えている。それは、欧米原理の破綻を意味するものである。
この際、日本の素晴らしい伝統・文化・歴史を一段と見直す絶好の機会である。
我が国の栄えある歴史を日本人が知らずして、どうして国際的に日本が他国から尊敬されようか、それは絶対にノーである。
我々は、この日本の現実を見て、今や黙ってはおられない、また多くの国民もそう思っていると確信する。
民主党は、まともに日本の安全保障を検討していない。かかる政党は国益を考慮しない思想を抱き中国に媚びている。
このままでは本当に日本が怪しくなるのは必定である。
多くの国民はそれを憂えているが声が上がらない、私は、その国民大多数の声無き声を集約し、広げ、その輪を大きなうねりにしたいと願う者である。
日本の良識ある、日本を真面目に思う国民が一致結束し、今こそ立ち上がらねばならない。
日本人よ、立ち上がれ、そして結集せよ。
平成２１年元旦
徳永日本学研究所 代表 徳永圀典