政治が一番悪い 

百年の一度の大危機と言われる世界情勢の真っ只中に我々は生きている。 

連日、マスコミが、派遣労働者の契約解除やら、米国の混迷する政治経済状況を報道している。 

アメリカの経済情勢は、自ら招いたもので無理に無理を積み重ねた結果である。 

だが、日本は、世界で最も強い立場にいた。本当に日本の指導者が、これらの認識を持ち、党利党略でない、国益希求の政治家であれば、日本は有利な展開が出来たと思われる。 

だが、どの政党も、嘆かわしい程、到底これが日本株式会社の経営者かと思われるばかりのお粗末議員ばかりである。 

私利私欲、党利党略で、政局に明け暮れて日本の有利性を見逃してしまった。 

国家の基本である、領土問題、教科書問題、国会議員は、大多数が「関心無し」の有様である。これでは、日本が国家の体をなさなくなるのは当然である。 

一に、国家の尊厳を守ることが国会議員の第一義の義務である筈である。

これからの選挙では、 

投票の第一義には、 

「日本の国家としての矜持に関して堂々と発言できないような候補者には絶対に投票してはならない。そのような議員は落選させなくてはならぬ」。 

もはや、麻生太郎も、小沢一郎も、日本国・日本国民の役に立ちそうにない。  

小沢一郎など、健康上、総理は一ヶ月も持たないのではないか。こんな健康でない男に「日本を賭けるのか」。 

自民党麻生総裁は自民幕府の最後の将軍となるであろう。 

小沢一郎民主党も、国家の安全保障政策の欠如した政党だから、このままでは政権政党にしてはならない。

日本国民は、それを看過するほど愚かではあるまい。 

日本のすべての政党は、賞味期限が切れた。

彼等に魅力は全くなく、彼らは腐って死臭紛々としている。 

議員諸君、身を捨てて、新しい政党を「理念」を軸として結成するしかあるまい。 

勉強会として出来ている様々な議員の集会があるが、何れ離合集散して選挙の後に新しい政党が出来よう。 

左翼・反日議員を排除し、日本の伝統を守り、中国や韓国やアメリカに太刀打ちできる「進歩的保守理念政党」の結成を心から望むものである。 

国家・国民の為に、一日も早い政治の安定を願っている。 

                                         平成21年元旦

                       
                            徳永日本学研究所 代表 徳永圀典