1月10日 真向法 その三

 インドの礼拝は五体投地と言って、両足を投げ出して、額を膝につけるようにして拝む。長井さんも先ずこの礼拝からやろうと思った。初めは半身不随の身体ですから、なかなか礼どころではありません。処が熱心にやっておるうちに次第に手足が自由に動くようになった。それで最初これを礼拝体体操と言っておったのであるが、ある時期、明治神宮に参拝したところ、真っ向から霊感を得たので、それから名を真向法とと改めたということであります。