無駄にする時間はない 

徳永日本学研究所 代表 徳永圀典

日本は目を覚ます必要がある。

目を擦りながら徐々にでなく即座にベッドから飛び起きねばならない。日本の防衛は、今の時代にとって嘆かわしく危険な程、不十分だというのが紛れもない事実だ。この状況を変える必要がある。

しかも直ちにだ。

日本が事実上、自国の防衛をアメリカにアウトソーシングしていた世界は、今や遠い過去の話だ。世界は、シナが近隣の台湾のみならず、日本自体にとって恐ろしい脅威を突き付ける世界になっているのだ。

中華人民解放軍は、もはや、ただ台湾問題を解決するためだけの軍隊ではない。

明らかに、戦力投射型の軍隊になりつつあり、空母や宇宙衛星、航続距離の長い潜水艦、爆撃機をふんだんに備えている。

これは効果的な反撃能力で応じない限り、西太平洋全体、さらには、もっと遠い先まで圧倒的な戦力を投射できるような軍隊だ。

間違ってはならない。
日本はほぼ確実に北京の視野に入っている。