116日 朝こそすべて

 英仏の古諺に曰く「朝こそすべて」と。一日24時間、朝があり夜があるとするのは死んだ機会の一日にすぎない。活きた時間は朝だけ、換言すれば本当の朝を持たなければ一日無意義だということだ。

また、朝のみでなく、昼も夜も新鮮な魅力を持つといいうことは仲々出来難い。夜深く人静まって、万籟寂たるときに、独り静坐して寝るに惜しい魅力を感じ、全身全霊を新鮮に働かせる、という境地に到るには余程の修行を要する。   照心語録