日本の乱れは原理・原則の乱れ 

日本大混乱の原因は「原理・原則の無視」であろう。 

あらゆる分野、あらゆる階層が枝葉の議論ばかりをやり本質論をやらない、マスメディアは枝葉ばかり取り上げる。

だから無知な大衆は混乱する、また指導者も本質論をやらず大衆に迎合するばかりで、胆識ある指導をしない。

日本人としての原則、日本人としての「不易」、即ち「日本の原理」を欠いているから日本は大混乱している。 

一口で言うならば、「原理・原則」を重んじないからである。

根幹である「日本人としての原理」を無視しているからである。 

「不易流行」という言葉がある。不易の部分が日本人には余りにも揺らぎが多い、というよりも自ら日本人としての不易の岩盤を破壊してしまっている。 

更に云えば、余りに同質すぎて、「なあなあ」で妥協してしまうからである。自らの頭の整理整頓がよくない連中がメデイアとか指導的地位にいるからである。 

頭の整理のよくない事例として、多くの政治家、メデイアは「枝葉の議論」即ち、「枝葉末節」の迷路に入りこんでいる。 

樹木でも、根幹の大地の「根」が大きく張り出して樹木は安定し成長する。そして自らの基礎とも言える「幹」が堂々としておればよいが、枝葉の剪定をしないでおくと、繁茂し過ぎる。さすれば虫の格好の住家となり幹に太陽が当たらぬから虫に食われ幹が腐ってゆく。これが日本の人間や組織等、人間の営為にも同様なことが起きているのである。

枝葉に悪い虫がのさばり、跋扈し、繁茂し過ぎているのである。

それは戦後左翼の残党、即ち日教組・官公労・共産党・社民党、朝日新聞などの左翼メデイアなど、「反対を叫ぶだけで食って来た戦後恩恵貴族」がおり、これらを衰亡させなくては真の日本は生まれない。

現在の日本の政治、メデイアを見ると全く同様な現象が発生している。 

更に、その日本の害虫は「枝葉の枝葉末節議論」が巷に溢れさせている張本人だと気がつかないことである。 

枝葉、枝葉末節に入ると、根本を忘れ、わけが分からなくなる。迷路に入ったのと同様になるのである。

日本の社会の現状はそのように見える。 

例を挙げて検討して見る。

@外国人

例え日本に居住していても、国籍が日本人でなければ、外国人である。この区別は実に明快にあらゆる点でしなくてはならぬ。処が在日韓国人、彼等の国籍は韓国であるが、日本国は実に曖昧な処遇をしている。戦後60年である、明快に外国人として諸待遇を講ずべきである。国籍の原則・原理を曖昧にしている。

A新しい歴史教科書

主として韓国人グループが、各県の教育委員とか、担当者に個別に強く当る、彼等は公的職務であり、もめるのを極端に忌避するから個人的には良い教科書だと思っていても後退し韓国人等の主張を聞いてしまうのである。

夫々の職務の司・司が日本の教育の原理・原則を法律通り体を張って遵守しない結果である。教育の主体性と主権は日本人に在るという原則・原理を捻じ曲げている。 

Bクリスマスとはクリスチャンが祝うのだが、馬鹿なメデイアはクリスマスを迎えると恰もクリスチャンのような報道をして国民を煽る。バカな連中である。 

C政治家でも、医者でも知事でも、企業人でも、メデイアでも、人間のレベルが低下してきた。ミスが多い。彼等は職責の原点、原理を大切にしていない。  

際限の無いテーマなのでこの当たりで打ち切るが、上述した如く、夫々の原理・原則の放棄が混乱の最大原因であると私は認識している。 

平成19年元旦 

徳永日本学研究所 代表 徳永圀典