人生の心得八か条

そこで、以上を総攬し、

「人生の心得八か条」が成立する。

 

1.初心を最後まで貫徹する。

奮始怠(ふんしたい)(しゅう)は修業の賊なり」

2.やる時は集中する。

 「(そう)(しん)浮気(ふき)は蓄徳の賊なり」

3.憎みと怒りを捨てる。

 「疾言(しつげんれい)(しょく)(しょ)(しゅう)の賊なり」

4.難題の時こそ真の能力が現れる。

 「大事・難事には担当を()る」

5.不遇の時こそ自己の全人格が表れる。

 「逆境・順境には襟度(きんど)を看る」

6.喜怒の感情を思うままに現しても、本当の心の奥は冷静である。

 「臨喜(りんき)臨怒(りんど)には涵養(かんよう)を看る」

7.組織や個人の行動に判断力が現れている。

 「(ぐん)(こう)群止(ぐんし)には識見を看る」

8.やるぞの気持ちを起す。

 「精神爽奮(そうふん)すれば、則ち百廃倶(ひゃくはいとも)(おこ)る。肢体(したい)怠弛(たいし)すれば、則ち百興倶(ひゃくこうとも)(すた)る」