123日 食べ物

 そもそも人間の飲食というものは、その人間が住み慣れたところにできる、季節の物を摂取するのが最もよい。これは西洋の医学・生理学などの一つの結論であり、また東洋医学では昔から主張されてきておることであります。住み慣れた所に出来る季節の物を食ったり、飲んだりするなどというと、そんなけちなことを言っておっては駄目だとか、古臭い非科学的なことだとか、と今までは言われ、また考えておった。処が世界で最も進歩した医学者・生理学者が、結局それが人間に一番良いのだ、という結論に到達したのです。

             干支の活学