27.(げん)(ぴん)(あん)

 山吹きの立ちしげみたる山清水 

      酌みに行かめど道の知らなく

       武市皇子 万葉集 巻2-158

  十市皇女の葬ってある墓地のあたりは黄色い山吹の花に取り囲まれた山の清水がある。それを汲むために皇女の御霊は通っておられるだろう。行って会いたいなと思うがその道を知らないのでどうすることも出来ない。