128日 不善と肉体

 不善を積み重ねると内にこもつて、心臓や肝臓などの内臓が円滑に働かなくなる。医者はその原因を知らないから色々薬をもって治療しようとするが、それはかなか難しい。そこで、よく自己を反省して、過を改め、人の踏むべき道を正し、すべてに感謝の気持ちを厚くすると、薬もいらず病気は治ってしまうものである。内臓の障害は大体感情に起因するものが多いのであります。また汗や呼吸なども心・情緒と密接な関係があり、肉体変化なしに感情というものはなく、感情を抜きにして肉体変化はありません。 先哲講座