アメリカの衰退を数字で見る

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―1991年1月  ユーロ誕生

―2006年12月

1ユーロ103.3ドル 153円

―3年で対米ドル 30lアップ。
1944年成立のブレトンウッズ通貨体制
(ドル基軸体制)の崩壊か?
 

AEU巨大経済圏

−ブルガリアとルーマニアの参加で27ヶ国。

−人口 4億9千万人

―GDP 10兆9千億ユーロ(14兆5千億ドル)
アメリカの1.5倍
、日本の3倍の経済圏。
 

Bアメリカ

―2006年の財政赤字 4千億ドル

―国際収支赤字     8千億ドル

世界最大の対外債務国 

Cドル暴落の恐怖

−米国ドル基準金利 5.25パーセント

―日本の金利    0パーセント

米国ドルの虚構性

 

Dドル必要切り下げ幅

―某学者は40パーセントの切り下げが必要と。

―何れ問題化は必至。

―米国がドル安誘導政策を発動すれば、
日本、BRICS諸国等は莫大な評価損を招く。

E外貨準備

―中国 1兆ドル

―日本 8900億ドル

―ロシア2700億ドル

―インド1600億ドル

世界外貨準備の過半数を占める。
世界各国の保有する外貨準備の80パーセントは米ドル。
 

F中国中央銀行総裁発言

―米国のファイナンス役を下りてユーロへシフトすると、
中国人民銀行総裁の発言。
 

Gオイルマネー諸国

―オイル原産諸国は凡てドル保有が主体で対米ドルへの不満累積。

―エネルギードル支配の修正の動向が出ている。 

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基軸通貨へ

―ユーロしか基軸通貨になるものはない。

―但し、マフィア経済の無法国家、ブルガリア、ルーマニアの
EU参加で暗雲が漂い波瀾もあり得る。
 

 平成19年1月15日

徳永日本学研究所 代表 徳永圀典