7.西山塚古墳近く

 あしひきの山川の瀬の ()るなべに

    ()(つき)(たけ)に 雲立ち渡る

        柿本人麻呂 万葉集 巻7-108

 山から流れ落ちてくる川の瀬の音が高く響くにつれて弓月が嶽には一面に雲が立ち渡ってゆく。