安倍内閣の支持率「一考」
高度経済成長と、自分の成長を見事に同期させた団塊世代くらい、「経済バブル成長」の中で大きくなつた世代はないのであります。
この世代は、「平和とは、生まれた時から「空気」のように周囲にあるのですよ。
皆々そうではないが概して、アメリカが日本を守ってくれているものだとは一度も思ったことがないのでは・と思いたくなる世代と識者も言う。
団塊世代は60代半ば以上、
金子兜太という日銀出身の俳人、「安倍政治を許さない」という文句をプリントにして官邸前にやって来る形相必死、捕まる心配はない、安全な行為です。
戦後70年の蓄積、最近20-30年の様々な制度変化、国際関係の深まり、その結果として、
日本の制度が、透明に、民主主義的になった、
団塊世代、自分たちが築き上げたものだのに、
いつまでも信がおけない彼らです。
世論調査との分析によりますと、
面白い事実があります。
40歳代半ばを節目として、それ以上が段々、安倍嫌い。
下の若い世代は、だんだん安倍支持と別れている。
日本の特殊現象らしい。
若者の過半が、現職宗理を支持、
年齢が上がるほど、安倍嫌い。
雇用関係が、これだけ良くて、新卒求職者は、
大卒だけでなく高卒も98%が安定した職場に採用されているという空前の活況。
アベノミクスを評価したことになります。
なぜ高齢層は安倍嫌いなのか。
面白い分析があります。
文芸春秋という保守の典型的なものが左傾化していますね。
週刊文春とか朝日、毎日、東京新聞などを最もよく読むのはこの世代です。
大手新聞テレビが週末に、私にも数回かかってきたことがありました。
発信者不明の電話を
律儀にとり、世論調査に答えてやろうと思うのは
東京渋谷のあのスクランブル交差点を渡ろうと
する若者であるよりは、自宅の居間にいる人達、
その多くはこの世代です。
世論調査が左傾する原因ですね。
官邸前広場デモに関して
警備に当たる警察の隊列が乱れ、警官が一人デモ隊
に囲まれたら恐怖の余り警棒でデモ隊を乱打しな
いとき限らないでしょう。銃の引き金を引いたら死者か怪我人、デモ隊首謀者の思惑に巻き込まれる。
警察が強くて、訓練が行き届いておるほど、言葉を変えれば、怖い警察であればあるほど、デモ隊に被害が出ない、矛盾した話ですが、本当にそうなのです。
そこまで訓練し成熟した日本の警察です。
安保反対デモの時はには、そなん警察ではなかったのです。
これは統治者の反省であり今日の熟達した警察を作った真実味に満ちた回顧でありましょう。
平成30年10月1日
徳永日本学研究所 代表 徳永圀典