相に就いて その二 

今回は「形相」に就いてじゃ。 

「行は正直、昂然(こうぜん)たらんことを欲す」 

正しく、真っ直ぐで、昂然と、つまりじゃ、上向きに歩くことじゃ。昂然とは、エネルギーが発揚している様、反対は悄然(しょうぜん)とした歩き方は良くないことじゃ。 

(へん)歪曲屈(ぴきょっくつ)すべからず」        

(かたよ)ったり、(ゆが)んだり、()がったり、かがまったりしてはいけないことじゃ。 

「歩は(ゆる)からんことを欲す」、 

潤歩(じゅんぽ)するとは、ちょこちょこ歩くなということだ。

こんな歩き方する奴は偉くなる見込みは無い!
 

                岫雲斎