マスコミの書かない民主党完敗の原因 

矢張りと言うべきであろう、民主党は負けると私には分かっていた。 

そして一夜明けて、マスメディアが盛んに自民党勝利の原因を書きたてている。

これも矢張りというべきか、メデイアは民主党の真実の敗因を書かないのである。 

    マスメディアの書き立てる自民党完勝の原因は 

@北朝鮮が自民党に追い風という常套句。

A公明党の前面支援があった。

B中国・韓国との関係改善、

Cそれらに隠れて民主党は、年金・雇用問題の主張が不十分であったと民主党サイドの発言を そのまま書いている。

まあ、いずれも妥当なもので敢えて異論は唱えない。 

    では、本当の民主党完敗の原因は何かである。 

@小沢一郎民主党党首に魅力が無いということ。

A小沢一郎は安倍総理と比較して問題ならない。

人相・現代性・世論の人気、総理就任以後の実績、どれ一つ取っても小沢は負けている。古い自民党そのままの利権屋顔、寝技ばかりの、裏の男なのである。安倍氏は表の顔であり輝きがあり現代政党党首として脱皮している。スピード感がある。

B第一、根本的な事は、小沢が心臓病だということである。一部の説では、小沢は「心不全」、「重症度クラスV」、「安静にしなくては明日をも知れぬ」と指摘されている。これでは国民冒涜である。

これが、が決定的敗因であるが、どのメデイアも指摘しない。国民はお見通しなのである、午後本会議に必ず欠席していた男は落第なのである。

C候補者の選挙演説に、飼い犬を連れて行くセンスは逆に出た、選挙民をバカにするなということだ。政見も人相も魅力がないから犬に民衆の視線を向けただけの稚気である。

D最期に、あの三羽烏―小沢・菅・鳩山―の三文田舎芝居の役者、どうしてあんな過去の男ばかり出しゃばるのか。前原なら国民受けしたかも知れぬ。

E年内に「国の安全基本策」を考えると、あの尊大な松本政調会長が言った、オオバカの平和ボケ民主党である。隣で、爆弾もったのが暴れているというのに、第二党がそれではね、顔を洗って出直すがいい。

F最期に、安全保障という根幹部分で国民の信頼が無いことが大きい要因である。犬連れて来ても騙されない国民だ。理念を基本に再統一しなくては真の政権党に成りえない。

          平成18年10月23日

             徳永日本学研究所 代表 徳永圀典