法隆寺 世界遺産

先ず筆頭に挙げられる寺。7世紀初頭の飛鳥時代、聖徳太子により建立。世界最古の建築物、宝物がある。その数は日本屈指と言われる。もちろん世界遺産登録は1993年だから20年前である。

ここは斑鳩の里であり飛鳥の地より10数キロである。斑鳩とは「まだらの鳩」のことで神の化身の老人のお告げにより聖徳太子が建立された。高野山の地主神は丹生神社だが、法隆寺の地主神は龍田明神である。

ここは世界史ダントツの「宗教空間」である。ギリシャのパルテノンは瓦礫、ローマの聖ピエトロ大聖堂はコンクリート、法隆寺は生きておるような木造建造物。伽藍の配置は日本独特、荘重さと、緊張感の溢れる堂内で人間的なものも伝わってくる国宝群が軒を連ねている。