神成り轟く三角山頂神社

 

とっきんざん・頭布山、用瀬アルプスの盟主・三角山頂神社宵祭り夜間登山を齢・米寿にして遂に果たし得て感激!山頂では日本海鳥取港沖の漁火が数多く見えた!深紅の夕日が鷲峰山に沈む!
眼下の用瀬の町の夜景・・、こんなに山頂夜景が素晴らしいとは想像しておらなかった。
三角山神社紋は揚羽紋、鳥取藩主池田家と同じ、参勤交代の時、因幡街道用瀬宿に着かれると池田藩主は日本神話天孫降臨で重要な役割の猿田彦を祀る三角山頂の(ほう)(しゃく)大権現を遥拝された。
木彫りの本殿は指定文化財で権現石、影石、重石、富士石、天狗石、万燈石と呼ばれる巨石上にあり圧倒される! 

私はこの由緒ある夜祭に幼少時は弱くて登れず山頂籠り堂に籠れなかった。
今回、敬友・椋泰一氏と挑戦、少年時代の夢を果たし終え感慨一入深い。

田中宮司の祝詞により一同拝礼、私が代表して玉ぐし奉奠、途端に雷鳴が轟く!
「神成り」だと震撼!神のお慶びであろう。宮司は永年、拝殿に一夜籠られ拝礼を続けられている。
今回は用瀬エコ主催、参加者十数名、素晴らしい夜景に全員酔い痺れ感動の声が高くこだました。
山麓の女人堂拝殿には長尾鳥取神社庁首脳を初め数名の神官が勤められた宵宮祭り、松明行列に百数十人の参加があった由。神社より参拝記念に美味い「頭布山煎餅」を拝受した。
午後5時より38度炎天下の登りの大汗もすっかり忘れ、大汗は全ての体毒と心の澱みを大掃除してくれたらしく実に爽快な気分で午後9時に下山した。再び雷鳴が轟いた、まさに「神成り」、神は(よみ)された