安岡正篤「人物と教養」住友銀行部支店長講義録音より その三

                              徳永圀典解説

造化の陰陽相待性原理と人間

創造力 クリエイティブ・パワー

 

--分化・発展してゆく力?抹消化し生命力薄弱化し破滅へ。

?分かれるものを統一し含蓄する働き。

陰と陽が相待って健全な創造が実現。--易学である。

?変化と同時に発達・連続を説く永世の理論。

陰が根本で本質、陽は枝葉花実的。

酸はいたむと読む。辛酸、酸敗。

家庭は弱アルカリ性が健康。

 

人間の本質的要素は「徳」、才能や技能は「属性的要素」

人間---徳と才とが相待って----聖人。

君子・小人の弁。

大衆---陽原理的---利己的・闘争的になり破滅へ。

「省」は国家にとり政治の要諦。

人間の長い歴史・文化の原理・原則から見て発展し過ぎると破滅へ向う。

 

人間の根本義 礼の真義 自らにするのが本義。

  汝に依って我を礼し、我に依って汝を礼す。

 人間と他の動物との相違は「敬の心に帰する」

 論語「敬せずんば何を以てか分かたんや」

 

活学と内憂外患

公害 公に対する誤解 一燈照隅 万燈遍照が真の解決策。

質実剛健