故郷提言「因幡ダイヤモンド・トレイル」

 

用瀬アルプスの知名度が広く向上し県内外各地から多くのの登山者が増えているのをネットで確認し嬉しいのは私だけではあるまい。このルートの難易度は中級と言える、登山の錬度が向上してくると更なる難易度の高いものに挑戦したいのが登山者の常である。ネットで調べて思わぬ遠隔地から来ているのは驚きだ。健康関連でそのような山好きが年々増えている。

昔から鳥取沿岸の漁師が帰港の目安にしたと言われる智頭の籠山は智頭谷のシンボル峰であり、因幡街道幹線上に位置し魅力的である。関西では琵琶湖北岸に比良トレイル、高島トレイル、紀伊半島には大阪府が整備した葛城山を中心に東西に鶴峰・二上山から紀見峠へ50キロのダイヤモンドトレイル、神戸市が40年来主催の六甲全山56キロ縦走は年末恒例行事、山道の住民が飲料供応歓迎し賑わう。そこで私は鳥取県東部の幹線動脈に沿う用瀬アルプスから智頭の牛臥山を下り、日本海を遠望し籠山を極めるルートを「因幡ダイヤモンド・トレイル30キロ」として整備すれば全国熟達登山者を大きく魅了するものになると確信する。用瀬駅スタンプ、途中の山頂スタンプ、智頭駅スタンプ、完全歩行3回で因幡トレイルTシャツ手交?で盛り上げる。全国各地を登山して市町村の縄張りで隣町の山へリンクする地図がカットされ迷惑する事が多い。用瀬と智頭町が連携、県・市が主導主催してこの因幡ダイヤモンド・トレイルを実現し登山のメッカにしたい。因幡街道には温泉が無いのが欠陥。下山後は温泉が不可欠、全国各地にはスパとか素晴らしい入浴施設があるが不思議に千代川沿いには無い。この構想、鳥取市長いかがでありましょうや?

              平成27年10月  日   徳永圀典