民主党の田母神氏招致は「無駄」であった 

田母神氏の参議院参考人喚問は無意味なものであった、というのが大方の印象ではないか。 

1.     尽きる所は、田母神論文は、将に「歴史的事実」であり、これ自体を深く追求すると、無知の国民まで「ああそうか」と事実の宣伝となり、民主党等の意図に反するからであろう。歴史的真実を堂々と議論しようとせず歴史の事実の隠蔽に加担した民主党だとの印象である。

2.     だから、民主党の浅尾氏や犬塚氏の追及は「論文の歴史問題」を避け、専ら防衛大臣に焦点を当てた実に他愛無い些細な質問ばかりで、全体的に、この委員会は、田母神氏を招致する必要のないもので経費の無駄であろう。

3.     従って、浅尾氏は、実に下らぬ些細なことばかりの質問であった。本論文の「本質」を避けているのである。

4.     それに対して、田母神氏の簡潔にして要を得た回答は、いかにも武人で、明瞭でキビキビした態度、発言で立派であった。やはり現場で国の安全に身命をかけてきた人物である。浅尾氏とか犬塚氏とか、小沢一郎氏とか菅直人氏とか鳩山由紀夫氏とか、審議の引き延ばしでメシを食っている野党議員連中とは大違いである。 

平成201111

   徳永日本学研究所 代表 徳永圀典