11月13日 本能的敬意

 父の存在そのものが子供に本能的に敬意を抱かしめる、彼の「敬」の本能を満足させる存在であること、それが父たるもののオーソリティ、authorityである。だから父の存在、父の言動そのものが子供を、知らず知らずのうちに教化する。やさしく言えば、父の存在・父の姿・行動が、子供をして本能的に真似させられるものでなければならぬ。  運命を開く