歴史は繰り返さない
ジャパン、アズ、ナンバーワンと言われた戦後40年の経済大躍進。おだてられていい気になって、驕れる日本人になり戦勝気分、精神も経済も一時的におじゃんになった。
おっと、どつこい、それは冷戦によりアメリカが対ソ連・中国への安全保障の保護下の繁栄であったことを忘れていたら過ぎない仮の繁栄であったに過ぎない。
歴史は繰り返さず?
敗戦後の経済発展を受けた今日のそれは架空の繁栄といえる。富国気分でいるけれども、国家の安全を自分で支えていないのは架空の繁栄に過ぎないという自覚がないからだ。足許を必ず覆される日が到来しよう。
今回の経済の立ち直りは、中国躍進の恩恵であるが、またいい気になっている中国にのめり込んでいる日本。足許に忍び寄っている大破局、来年のオリンピック後は、中国バブル崩壊の影響は計り知れまい。
中国の人口は巨大だからバブル崩壊には時間がかかるが、バブルは必ず崩壊するもの、市場原理を無視したヱセ資本主義の本性が暴かれる日は必ず到来する。中国共産党の独裁で隠蔽している分だけ矛盾は天文学的であり破局は破滅的となるのではないか。
日本は、架空の繁栄に酔いしいれ、政治家の退廃、党利党略の野党、政治家も国民の人格も愈々堕落し、衰弱し、架空の繁栄が消滅したら、今度こそ、立ち上がれないのではないか。
平成19年11月15日
徳永日本学研究所 代表 徳永圀典