11月24日 偉くなっても子はイロハから

 結局、子を生む者にまたなければならない。こうなったら嫁です。嫁を貰って嫁の腹を借りて胎児が出来る。その胎児から伸びていくのです。生物進化、?ヴ物進化の過程を辿っても同じ事であって、猿の最も発達したそのものよりも、その猿の発達した胎児の方が人間と非常によく似ているのです。だから猿の発達のある段階から人間が分かれたということが判明しております。いかなる立派な胎児を持つかということが家族民族人類の運命を決するのです。

           安岡正篤先生講演集