南都六宗から八宗兼学の「東大寺」
興味津々の宗派である。奈良時代には南都六宗があった、倶舎(くしゃ)、成(じょう)実(じつ)、律、三論、法相(ほっそう)、そして華厳 である。平安時代になると天台と真言が加わり「八宗兼学」の学問寺の東大寺であった。それは盧舎那仏(るしゃなぶつ)の発する光明のように宇宙の果てまで陰日向なく届けること、大仏が大きいのは無限の光を表すという。釈迦が説いたのが華厳経でスケールが大きい。