「因幡五十深山」を丸ごと「全国版」へ! 日本海新聞掲載 平成27年11月29日

私は宝塚市在住の現役時代、引退後の25年間、全国各地の山々・日本200名山は140山、関西100名山、兵庫50名山、主要な鳥取・岡山の山は殆ど登山した。紀伊半島の主だった山々も大半は登山し、熊野古道は峻険な秘境・大峰奥駆道という大先達修験者が7日間かけて歩く吉野蔵王堂から熊野大社のルートを初め、中辺路、小辺路、大辺路、紀伊路、伊勢路と言われる古道は全て歩いた。五年前、偶然、宍粟50名山という海抜1000米クラスの山々を神戸新聞社発行冊子にて知り昨年完全踏破した。ここは若桜とか智頭と隣接している大変アクセスの悪い山々だが魅力的である。

 

現在、都市在住の山好き達は百名山は卒業して野生溢れる深山に憧れているのが実情である。

用瀬アルプスは完全に軌道に乗った。因幡ダイヤモンドトレイル30キロも本紙で提案した。残っているのが、若桜の山々も入れた因幡の深山群である。因幡には最高峰の秘峰東山(とうせん)、さらに扇山、千代川の源流峰・沖ノ山がある。若桜には氷ノ山初め三倉富士、弁天山、くらます山等。県境には三国山、那岐山、高鉢山、高山、若杉山、鷲峰山、三徳山、芦津渓谷、三滝渓谷、小鹿渓谷等々魅力的な山谷が沢山ある。そこで因幡50深山として、私は既に選定しているが、日本海新聞出版局様の編集で用瀬アルプスや因幡50深山ガイドを出版されたら多くの登山者が完全踏破を目指してやってこよう。県東部には登山メッカとなり得る魅力的な深山渓谷の山岳群がある、この因幡の山々を中心にすれば氷ノ山、扇山は鳥取県の山になる!「西の大山、東の因幡50深山」、山好きが全国からやってくる!因幡の深山群を丸ごと全国版にしよう!

 

          徳永圀典 84才 無職