新冷戦の幕開け気配濃厚

――20世紀は如何なる100年であったかー

 

つらつら20世紀を回顧展望する、20世紀とは、どんな世紀であったろうか。解明して見る。

 

「大局観」を持っての回顧である。地球儀を腹に入れて大局的に観察、そして足元の人間の営みに現実的視点を置きつつ本質を洞察する。これは徳永流であるが要は「常に頭の中では地球を俯瞰している」ことである。

21世紀は

   分断の時代でした。

       前半は19世紀からの植民地支配継続

       ロシア革命

       二つの世界大戦

       経済では大恐慌に続くブロック経済

   一口で言えば20世紀は「世界分断の時代」

 

特に冷戦により

世界全体が二分された。これは世界歴史上稀な事件

日本の経済、産業、企業、現場に強烈な影響があり我々はそれを乗り越えて今日に至った。

 

20世紀後半は 冷戦と冷戦後に分けられる

 

地球儀を俯瞰して見れば、

私の歴史観である、500年の世界史俯瞰と符合する。

つらつら観察すれば

日本経済は  

冷戦へ急拡大している。

       冷戦後は停滞した経済であろう。

 

さて、21世紀であるが、

1.先進国でも、新興国でも、今、所得格差が拡大しています。

2.アメリカでもそれで国内が分断されつつある

3.ヨーロッパでもEu崩壊が懸念されている。

4.どうやらアメリカと中国による「新冷戦」の幕開けの気配であります。

5.経済学も経済政策も、結局、経済危機を克服不能でした。

6.デジタル技術は世界を変えたが社会分断作用を惹起した。

7.アメリカはなお経済、科学技術、軍事力、金融など世界一だが、世界の安定と統合の力はないようだ。

8.世界を巡る大きなシステムが不安定化しつつある。

経済社会を支える人間の小さなシステムと、どう整合して安定わ求めるのか、

難しい局面を迎えつつある。

我々は「ややこしい時代」に突入する!と覚悟の必要がある。

         平成30115

 徳永日本学研究所 代表 徳永圀典