太平洋戦争という言葉

日本歴史を学ばない戦後の人々は、太平洋戦争と言って憚らない。政府や、マスメディア、ジャーナリストまで太平洋戦争と呼ぶ。これは、まるで政府や報道機関・ジャーナリストまでが束になって「アメリカ様の言いなりとなります」と言うようなものである。

 

日本が、大東亜戦争を始めた史実を学ばないから理解できぬのだ。

その真実を把握するには、「大アジア」を戦場としてアジア諸民族から搾取する欧米植民地支配者と戦い、アジア諸民族を解放し、独立させたと言う歴史的認識、言うならば「大東亜戦争史観」を以て、世界史を見直さなくてはなりません。

 

アメリカも、そしてアジア諸民族を蹂躙し植民地支配をしたヨーロッパ諸国は、この大東亜戦争史観という観点からだけは、歴史を見られたくないのである。

 

だから、アメリカも、ヨーロッパ諸国も、

日本が「太平洋戦争」を戦ったことにしておきたいのである。

 

それは、中共政権、そして韓国も、日本人を太平洋戦争をしたという認識のままにしておけば彼らの国内団結が可能だから、太平洋戦争史観が望ましいのである。

その事は、占領軍に洗脳された太平洋戦争史観のままの日本人が、彼らの国益に叶い、国内を統一させ得るから声高に反発してくるのである。

第一、日本は、現在の中共政権と戦っていない。日本

が戦争に負けてから成立した現在の中国である。

勿論、韓国とは戦争をしておらない。

彼らは、日本を太平洋戦争史観という自虐史観に日本人をおいたままが都合が良いのだ。

日本人の中の、それに同調する反日勢力が問題なのである。

 

アジア諸国の独立に、日本が果たした貢献を知られては、欧米諸国の「有色人種大虐殺」という白人の歴史的大責任が明白になってしまう。

欧米諸国の正義が崩壊してしまうのである。

 

日本政府も分かっていながら日本人の情緒で口に出さない。東京大空襲も、広島原爆投下も、口に出さないでいる。

それが出来る日本人という平和愛好の心は見上げたものだと思う。

欧米諸国はそれを腹の中では分かっている。

分からぬのが、為にする、軍国主義の中国であり、千年の恨の国の韓国なのである。

 

欧米が戦った第二次世界大戦は、彼等の正義の側の自由主義陣営と、悪の枢軸国―日本。ドイツ、イタリアーのファシズムとの戦いであったとするのが「戦後レジーム」なのである。

ここに大東亜戦争の観点を持ち出されると、欧米の戦争の大義が崩壊してしまうのである。

 

日本がアジア諸国を侵略したというのは大間違い、

欧米諸国こそアジア諸国の侵略者であったのだ。

太平洋戦争史観は、日本のとっては敵側のプロパガンダである。

このように、史実を捻じ曲げている敵側の戦時プロパガンダなのである。

 

日本の美徳は「潔さ」、「言挙げしない」であるが、

史実を捻じ曲げる欧米・中国の、占領国戦勝史観というプロパガンダには、確りと反駁し続けなくてはならぬと思う。

 

日本の為に散華された父祖の名誉が回復できない。

 

子孫を言われもない冤罪による誹謗中傷を残すことになる。

断じて、これを看過し、容認してはならぬのであります。

       平成28年11月7

 

     鳥取木鶏会 会長 徳永圀典