118日 父母に帰り師友に帰る

 人間があくまで人間である為には、結局、人間が人間の本質に帰る、つまり徳性に帰るということで、それを突き詰めると、あらゆる国家・社会の前に家庭を回復する。それは父母が父母に帰るということで、特に父が父に帰る。そうして再び、人の子に父を与え、それから師を与え友を与えるということである。父と子、師と弟子、友と友という人間関係、これこそ本当のヒューマニティを回復しなければ、人間は救われないということが、これはもはや動かすべからざる結論になっている。      この師この友