品川 高輪

江戸から旅に出るとき、不思議な程、品川の名前が出た記憶があるでしょう。都心から一日の旅立ちをして最初の宿は品川の船乗り場。

反対に地方からやつて来て、江戸入り最後の宿場である。

 

近くに高輪がある。高輪大木戸と言い関所である。大きな岩がある。

高輪大木戸と品川の中間に泉岳寺がある。

47士が祀ってある。

 

泉岳寺建立者は徳川家康でしたね。曹洞宗てで江戸時代の三大学舎、学び舎と言われた、現在の駒沢大学発祥の寺です。

品川と高輪大木戸は東海道の旅人の密集地帯、ここから全国に向かう。情報の発信地です。

元禄は徳川幕府成立から150年、武士は軟弱となり大衆の生活は向上、なにやら現代と似ており、風紀紊乱、武士は軟弱、

泉岳寺の47士の墓にお参りし主君の仇を晴らした忠義立ての話題が全国に拡散する絶好の舞台であった。

門前には忠臣蔵の絵本やら土産が飛ぶように売れたらしい。

こうして見ると47士の討ち入りは別の観点で見えるのであります。

      令和3125

 

      鳥取木鶏会 代表 徳永圀典