徳永の見解「地方銀行問題」

1.   山陰合銀が高松市のスーパーに融資申し入れた。

2.   10年後には地銀の融資利鞘は0か。

地銀は融資で利益計上不能と見込まれる。

--地銀の大再編の原因である。

3秋田県の例、平成40年には人口が35%減見込み。

 相続などで、預金が県外に流失し始めている。

 ノーハウの高いメガバンク、或いは都市に住む子供へと。

4全国地銀の保有する有価証券は90兆円、その中、国債残高は40兆円。この国債の運用で利益を計上しているのが地方銀行経営の実態。

5.処が日銀の金融緩和の実態とは。その国債を市中から吸い上げて買っているのだ。

 例えば、11月に日銀は11兆円の国債を買った。これは11月の発行高は10兆円だ。

6.岡山県の中国銀行、しっかりした内容の銀行です。

 そこの5%株式を保有している英国の運用会社、シシルチェスター社が来訪して色々申し入れしている。地銀再編成に商機を見つけている証左である。

 

71120日現在、日銀の保有する長期国債は193兆円、これが金融緩和の実態。長期金利を下げる仕組みであります。

 こうなると地銀経営を圧迫して構図であります。