漸くお分かりですか、ミシュラン様 

ミシュランは東京都内に三つ星店を八件指定した。

日本料理 4ヶ店、すし 2ヶ店、フランス料理 2ヶ店である。

三つ星の店はパリー市内で10ヶ店、世界中に今までは50ヶ店しかなかった。

東京都内で、星一ヶ、ニヶを含む総数150店に高評価の印である星を191個つけたが、この数は本家のパリ市(97個)やニューヨーク市(54個)を大きく上回った。

「三つ星に中華料理屋が一つもなく、勿論、朝鮮料理店は無かったのは至極当然」 

ロイター通信は「パリもニューヨークもローマも忘れてしまえ。グルメの本場は東京なのだ」と打電した。 

何を今更なのであり、これは、当然なのである。漸く、お分かりですかというに過ぎない。 

和食の芸術美、健康度は世界一である事は申すまでもない。 

また東京だけでなく、日本国中に、多分、世界で最も手の込んだ日本酒から、無数の漬物から、高級果物から、美味の米から、和菓子から、ありとあらゆる洗練された高級な食べ物、食材、農産物は日本中に溢ふれているのである。裏返せば、それだけ日本人のレベルは古代から高いのである。

私に言わせれば、バブル崩壊の頃、アメリカの企業格付会社が勝手に日本企業をランクしていた。それを馬鹿なメデイアがお先棒担ぎ日本人は一喜一憂した。挙句の果てには、AAAランクのアメリカ企業数社が決算操作や不正で倒産したではないか。

あれと似ている。日本の食文化、清潔度、芸術性は昔からどの国にも負けないのだ。
 

日本人の勝れているのを知らないのは日本人だけである。これは古代からである。 

外国に認められて、やっと日本の優れている事がお分りになる日本人は「ブランド指向」と変わらない「舶来主義」という、日本や日本人の真実の歴史を知らない日本人の田舎者ということになる。 

平成19121 

            徳永日本学研究所 代表 徳永圀典