日本には他国の宗教は不要 

佐々木信行は土佐出身、明治初期、参議も勤めた人物。当時の保守派の頭領という処である。

開明派の急先鋒は伊藤博文、二人はキリスト教の解禁に関して激論を戦わしている。 

アメリカ人のミンスロウから日本を評価した次の言葉を聞いて我が意を得たりと佐々木日記に記載している。 

「日本は開闢(かいびゃく)以来数千年になりたることにて、既に人々礼儀も知り、文明国というべし。ただ日本にて急務とすることは、百工技術法律等なり、いかがとなれば、欧米各国に後れたるは右の事件のみ、教法は決して他の宗旨を採用せずともよかるべし、日本の古来教法にて足れり」 

アメリカの世界歴史登場は、たかが250年前、世界歴史のポット出に過ぎない。 

イギリスなどのヨーロッパの白人も、せいぜい、ここ500-600年の出自である。 

日本は少なくとも千数百年である。自らの文明に自信を抱いてよいのである。 

イスラムとか中国は数千年の前から文明を持っていた。それらの国々は、それなりの古い文明を持つ。その、それなりの風土的なものから生まれているのが宗教である。日本人には日本的風土からの教えが適切なのである。(砂漠の神) 

アメリカの色々のやり方が失敗しているのは、古代からのそれらの民族の生き様を認めようとしない所から来ている。 

世界平和にとり、これは、とても重要な要素のように思える。 

平成19121 

徳永日本学研究所 代表 徳永圀典