「勇気」と「敬」と「誠」
「有為にして而して無為なる之を敬と謂ふ。無為にして而して有為なる之を誠と謂ふ」
議論よりも何よりも先ず実践する勇気を持った優れた人々が、その位におることが必要であると申しましたが、それは今日の政府を見てもよく分かります。
内閣の各大臣もそうですが、とりわけ首相、総理と言われる人はよほど勇気が無ければ何も出来ません。
勇気の出処は
その勇気は何処から出るかというと、これは利害打算からは出ない。
やはり人間としての敬虔な精神から出るものです。
敬というものは、分散した精神ではなくて道とか理想に対した時に、全精神から生ずるものです。
安岡正篤先生の言葉