1222日 梅干番茶

 昔の人は、我々のお祖父さん、お祖母さんは、朝起きると必ず我々に梅干し番茶を飲ませたものです。これを飲まなければ御飯も食べさせないし、外へも出さなかった。実際、我々の子供の時分には、この梅干番茶に閉口したものです。処が現代の栄養学、現代の医学は、この日本に古来行われていた梅干番茶を「医者殺し」として賞賛しておる。非常に科学的に価値のある、立派な飲食である。