124日 過程十二条

 それは、

一、静坐 毎日何時に拘わらず静坐すること四刻、

来復するのに仁心を体験す。

正位()(めい)(かなえ)(ちん)する如し。

一、早起 黎明(れいめい)即起(そっき)し、醒後(せいご)霑恋(てんれん)する(なか)れ。

一、読書不二 一書未だ完えざれば他書を()ず。東播(とうはん)西閲(せいえつ)するは徒らに外為(がいい)を務むる人なり。

一、作字 飯後(はんご)字を写すこと半時。凡そ筆墨(ひつぼく)応酬(おうしゅう)まさに自己の過程となすべし。

  凡そ事、明日を待つべからず。

  いよいよ積めば、いよいよ清め難し。

と言うことであります。