油断ならぬ中国の「一帯一路思想」

1.一帯一路思想

獰猛な習近平が政治的に権力基盤を固めた。

21世紀の中国的冊封体制構築を一段と構築して来る。

明治150年、世界を俯瞰して、北東アジアの今日的勢力図の帰結は全てアメリカの愚かさに基因する。

中国は歴史的に、民族的に、逞しく、獰猛な性質を保有している。

力をつける間、雌伏の期間は、低姿勢だが力をつけると無遠慮に台頭するのが中国の本質、今、200年の恨みを歴史的に晴らすべく世界を睥睨して危険な台頭をしてきた。

習近平の中国本位を「世界の国際法」にしようとしている。これは500年に亘る欧米支配への歴史的挑戦であり、そのシンボルが「一帯一路」で世界を俯瞰的に睥睨したもので一種の思想と言える。噴飯ものだが、孔子学院を世界各地に配置し孔子賞をノーベル賞に代わるものにしようとしている。

普遍性に欠ける危険な台頭である。

 

ここまでに至った150年を鳥瞰的に回顧してみよう。

清朝末期、満州は、ロシア、シナの馬賊、匪賊、無頼者の跋扈する危険地域化していた。

朝鮮半島の李王朝は主権の体をなさずロシアに接近し、ロシアは対馬に上陸した。ロシアは恣に満州朝鮮を闊歩していた。

話は飛んで、日清戦争、日露戦争に、勝利し日本が満州国を樹立、五族協和を打ち立てた。日本、シナ、朝鮮、ロシア、満州族と平和な大地となっていた。まさに王道楽土とまで言われていた。

それまでロシアとかシナに大きく接近していた朝鮮は、日本が平和な満州を樹立すると、日本人を名乗れば大きな顔をシナ人にできるものだから、積極的に日本人となり日本名を名乗った。これが創氏改名の原因であり決して日本の強制によるものではない。

 

さて、アメリカのバカさ加減に言及しよう。

広く日本を取り巻く極東地域、日本が満州に進出したり朝鮮半島に進出したのは、北のソ連共産主義の南下防止であった。日本は身体を張って満州、朝鮮半島、シナ大陸へ共産主義の波及を防いでいた。

アメリカは、目先の経済ばかりで、日本を追い詰め、大東亜戦争、そしてシナ事変でシナを応援し、台湾に逃げた蒋介石中華民国に代わり共産主義毛沢東を支援し、遂にシナ大陸、満州、朝鮮半島と全て共産主義の国とならんとする程追い詰められてしまった今日である。

幕末明治の日本が最も恐れていた地政学的状況が遂に21世紀に迫っている。            

玄界灘がその境界線となったのだ。これは国家の安全に極めて重大な脅威であるが平和ボケの日本人にはそれが分からない。野党などカラキシナンセンスである。

2.最先端を行く中国

 1.スマホ

  中国は後発であったがスマホ大国となの世界最先端を行っている。

  携帯ユーザー138千万人、普及率100

  スマホ決済660兆円、日本gdp500兆円

  中国最大ネット通販アリババ一日25千億円

  これは楽天の年間と同じ。

 2.14億台近い移動式監視カメラが中国の配備

 3.キャッシュレスが世界一、スマホで自在化。

  中国モバイル決済 98

    日独米    2.6%

 4.警官の胸に監視カメラ装着。

 5.日本を上回る「顔認証技術」達成。

 

  平成29124

  鳥取木鶏会 会長 徳永圀典