127日 佳い書とは

  ここに言う「書」とは、それを読むことによって我々の呼吸・血液・体液を清くし、精神の鼓動を昂めたり、沈着かせたり、霊魂を神仏に近づけたりする書物のことであります。佳い食べ物も宜しい、佳い酒も宜しい、佳いものは何でも佳いが、結局、佳い人と佳い書と佳い山水との三つであります。