12月8日 山紫水明の日本
学べば人間万事神秘にならざるはない。朝起きて、水で顔を洗うとき、ふっと気がついて、しみじみ水を見つめることがある。我々の身体の重量の50%から80%は体液であり、この中にわれわれが生きてゆくのに必要な水分や塩分を含有して、微妙な化学反応や新陳代謝を営み、水分がもし体重の15%相当減れば、哺乳動物はもう生きてゆけない。鳥類のようにどちらかと言うと水には縁遠い動物ほど水分を大切にし、その排尿など非常に濃縮したものであるという。山紫水明の日本は何と言う有り難い国かと思う。
天地有情