審議会の

これは私の持論であるが、各種審議会とかいうものの胡散臭さにいち早く国民は目覚めてメスを入れなくてはこの国の合理性ある立ち直りは難しいのではないか。なぜならば、真に合目的、合理的審議があるとは思えないからだ。今回の道路問題の大荒れのプロセスを見てもよく分かる。今回は、錚々たる知のサムライの審議委員ばかりであり、委員長の辞任に発展したが、これが他の省庁とか地方官庁では、お飾りのカイライ委員ばかりで無能な連中が多いから役所の意向のままになっていよう。松田JR東日本会長、猪瀬氏、大宅氏、川本氏と妥協しない知のサムライだから今井氏が責任放棄に追いやられた。これは国民の声である。日本全般を見渡して驚くのは新聞社まで審議会委員になっていることだ。国民の為に腐敗を追及する立場の新聞社が審議会に入っては健全とは言えまい。審議会は、審議案に就いて合目性、合理性ある審議が必要であるが多分現実はそうではあるまい。役所サイドの利権の国民目くらましの方便となっている。教育委員会も審議会の類いだが、新しい歴史教科書問題もこの委員会が勇気が無く、真に国益に沿った審議をしないで韓国とか中国とか左翼に五月蝿く言われるのが面倒だから、暗々裏に妥協した結果であろう。あらゆる審議案の国益に沿った合目的、合理的、論理的追及を捨てている。地方公安委員会なども警察の意向に沿ったものとなっていて、真に国益に沿うような審議となっていないと推察する。ここにどおにもならぬ日本官僚の腐敗の源泉がある。新聞社から審議委員を出して、どおして国益とか国民の利益追求が出来るか、甚だ疑問だ。最も悪いのは、政治家の卑怯さであろう。国会が国益に沿うという大英断を放棄しているのが諸悪の根源で最高に悪い。平成14年12月8日