関西百名山登山記録 48 百里ガ岳 海抜931米

平成14年11月13日 曇時々晴

集合場所 梅田、千里中央 午前7時30分及び8時
参加者 森川、清水、繁益、安東、高橋、長戸、徳永
(HHC山歩きの会、総員18名)


先月は雨のため、月山会例会は無く、2ヶ月ぶりの再会は話題が豊富で、時の経つのも知らぬ間に琵琶湖の西街道に入っていた。雨の予想で覚悟はしているが降りそうにない気配だ。何時の間にか朽木谷にはいる。比良山の北裏側の坊村を通るのは初めてだ。安曇川と平行する鯖街道を行く。周囲の山々が美しく紅葉している、どおやら今日はいい目の保養が出来そうな予感がする。針畑川の渓谷美は感動的であった。狭い道であり、写真撮影の停車もなく残念無念であるが本当に素晴らしい紅葉と渓谷美に痺れた。いつの日にか再見したいと思う。久多の里付近である。百里ガ岳登山口を11時出発した。風が流石に厳しいが百里新道の雑木林の紅葉がその寒さを忘れさせてくれた。やがてシチクレ峠に到着し鞍部で昼食。椎茸のふんだんに入る素朴な弁当と栃餅が好評。ここから急登である。時に晴れて全山紅葉が美しい。13時20分百里ガ岳山頂。想像以上に視界が良い。20分休憩と写真撮影して下山開始。相変わらずワイワイガヤガヤと賑やか、今回は、登山衣装品定めファションショーであった。下山は、福井県と滋賀県の県境尾根を根来坂ピーク871米経由して焼尾地蔵を拝み小入谷着であった。途中、黄葉・紅葉林の中を潜り抜ける。全山の紅葉満艦飾に酔いしいれた。感動と感嘆の声しきり。雨にも遭遇せず、みんな晴れ男と確信した。久しぶりに圧倒されるような紅葉の晩秋であった。従って俳句が出るわ、出るわ。

森川  道ふさぐ黄葉(もみじ)くぐりて鯖街道

     錦秋の百里ガ岳に歳(とし)祝う  

清水  行く秋や錦おりなす百里岳

     ひとひらの黄葉(もみじ)一葉(いちよう)秋を知る

繁益  百里岳寒風身にしむ尾根の道

安東  奥深く落ち葉踏みつつ百里ガ岳
   
さばの道昔を忍び百里ガ岳

     古の鯖街道の落ち葉踏む

高橋  錦秋の暮れ行くもみじ朽木かな

長戸  あかきいろ染めつくしたり谷ひとつ

     あかねさす わらぶき屋根や もみじ色

徳永  百里岳もみじ黄葉で日は暮れぬ

     白房が模様のススキか 

再び、すっかり暮れた鯖街道を西に向かい、待ち遠しい温泉へ。ここで1時間タップリ入浴とビールを楽しむ

車中で森川会長が今日は自分の誕生日と言われた。みんなで大いに慶祝。ビールで乾杯する。徳永が英語でなく日本語で誕生歌を披露して会長を寿ぐ

祝えや いざ 君の誕生日 いついつまでも すこやかなれ

日本語の歌詞は本当に含蓄がある。君とは当然のこと、尊称である。これは歌手、藤山一郎氏の作詞である。英語の歌詞でなく、是非とも広めて欲しいと願わないではおられない

それから一路大阪へ、桂インター等で休憩し大阪到着は午後8雨にも遭わず晩秋の素晴らしい一日であった

みなさん、本当に良かったです

さて、12月は忘年会を兼ねて129日、10日です。楽しみにしています。風邪など召さぬようにお互いに注意しましよう

                      (文責 徳永圀典)