あこぎな新生銀行

新聞雑誌は、瀕死である日本の銀行の貸し剥がしを非難するが新生銀行は、これまでマイカルライフ第一ホテルなどから悪代官の如く強引に貸し剥がしをて倒産に追い込んだ。瀕死のダイエーから800億円の貸し剥がしを迫っている。それは日本の銀行に肩代わりを強要している事と同じ。自分の事しか考えない外資だ。日本の金融機関にのみ金融社会主義をしろということか。同行のこの9月末の融資残高は3月末対比大幅減少している。貸し剥がしの証左だが、UFJ銀行とかリソナ銀行など日本の銀行のみ目の敵のように政府も改善命令をし、マスメディアも非難の合唱をするのは納得できない。アメリカ式経済は新生銀行のようなものだ。これが米国式市場経済だ。しかも、新生銀行は、担保価値が2割減少すれは損をしないで日本政府に売却できるのだ。こんないい条件を与えたら私でも立派にやる。メーンバンクに返済を強要して益々メガバンクを国有化に追い込もうとするやに見える。こうして新生銀行は9月末で不良債権の大幅減少を実現した。政府、政治家よ、このように国益に重大損害を与えた責任は一体誰も取らないのか。そして、民間経営者のみ逮捕され続けてきたバブル崩壊後である。納得できない。なりふり構わず、あれだけドライに、あこぎに、貸し剥しをすれば、利益は当然出る。こんなアメリカ式経済を黙認できない。日本型資本主義の長所をなぜ維持しようとしないのか。こんな事をして新生銀行の9月決算は300億円の利益計上である。確認していないが、この新生銀行は、ケイマン島か、ヨーロッパか知らぬが、法人格は日本外にあるらしい。日本政府に納税しなくていいと聞き及んだことがある。日本政府からタッタの10億円でリツプルウッドが中心の組合が購入したものである。今春、60億円を調査料という名目で米国在住の社外役員に支払わんとし唖然とした。米国式無法経営が日本で治外法権のようにまかり通っているのは許せない。インチキがある。明治初年の不平等条約の類いである。この責任を政治、官僚に追及しようとしないマスメディア始め日本人は大甘の大馬鹿だ。