嘆かわしい大マスメディアの靖国神社報道
 
新聞とか大マスメディアの報道を見れば、
中国と韓国の批判を呼び込むような論調が圧倒的である。嘆かわしいの一語に尽きる。分かりきった事であるが。私なりの所見を整理してみる。

1.靖国神社は、先ず日本人の文化や宗教、即ち日本人の心の問題である。心の問題は外国人に兎や角言われる筋合いは毛頭ない。小泉総理の心の問題でもある。総理であろうと心の領域に踏み込まれる必要はない。連綿たる民族の問題である。中国は日本の文化に対する真の理解に欠けている。

2.日本国の為に一身を捧げた方々への追悼の主役は日本人自身である。独立国日本に対して、中、韓は実に無礼千万。言われるだけなら放置しておけばいいが、大マスコミが国民を煽るのは尋常ならざる風景だ。不甲斐無い、自らの民族性も知らぬ日本の大マスメディアだ。

3.我々の先祖であり、尊い命を国に捧げられた死者に対して、このようなマスメディアの論調は、マトモナ日本人であれば、怒りを覚える。わが父とか祖父として、身に当てて考えて見よ。なんと言う腑抜けの日本人の顔をしたマスメディアの連中であるか。日本国の何たるかを知らぬ不勉強な輩だ。

4.米国国防省の高官が発言したのを記憶している。
「靖国神社に参拝しないで、自国の戦没者にも敬意を払わない日本の総理大臣の云う事など信用出来ない。本気で国家を守ろうと思うならば、戦没者追悼を軽視しない。」と。日本は断じて他国の圧力に屈してはならないのだ。戦勝国の米国海軍将校は参拝しているのだ。

5.中、韓は、この問題で騒ぐほど自国の国益に大いに貢献するのだ。

6.仮に、日本のマスメディアが北朝鮮の拉致問題のように挙って団結したら彼らも黙認するであろう.と云う事は、日本国内に、日本人でない、反日本人集団が存在すると言う事だ。問題は国内にあるのだ。

7.中国の周恩来と登小平が自分の骨は灰にして撒けと遺言した。それは、未来の、何時の日か、自分が否定されて、中国伝統の、墓を暴かれるのを恐れたと言われる。
中国は易姓革命の国であり、血族集団の社稷、祖廟中心と繁栄のみが関心事。血族以外には不寛容であり、ましてや政敵に至っては、死んでも屍に鞭打ち、その肉を食らい、魂までも食らう民族性がある。
日本民族は、死んだら平等であり、死者を追打ちしない文化
がある。日本人は死後の世界に現世を持ち込まない。生前いかに悪人でも、死後はみな神や仏となり、共通の守り神となると思っている。あくまでも個人の評価は今生の問題とする。死後の魂までも生ける人間が関与するのは、明白な死者への冒涜になるのだ。

8.第一、A級戦犯が合祀されているというが、東京裁判は、国際法違反の裁判である。日本政府が、この裁判を今日まで、唯々諾々と黙認しているからおかしくなるのだ。日本の現在の混迷の根本はこの裁判にあるのだ。我々は戦犯とは思わぬ。黙々と一切の言い訳なく従容として死んで行かれたのは、日本国民への謝罪の心であり外国に対してではない。

9.日本人の魂まで守れない大マスメディアは、亡国への誘導的犯罪集団だ。総理の参拝は布教活動でも何でもない。まして、侵略を美化する行為ではない。軍国主義を鼓舞するものではない。純粋である。

10.要は、日本の問題である。日本人の魂、民族文化の問題である。中国の「魂まで食らう文化」と比べ、日本の「人類が共有すべき精神文化遺産」とも言える神社の侮辱と、それを守れない政党、政治家、政府は根底から間違っている。そのような連中を国政に参加させてはならない。
平成15年1月16日 徳永圀典