竹中金融大臣のなした事とは

私は竹中氏が就任してから本ホームページで再三にわたり同氏の政策を批判してきた。第二次小泉内閣で再び金融大臣に就任したが、彼のなした事は依然として腑に落ちないままである。なぜか、

.竹中氏がなした事は

1.銀行行政の過去の経緯や信頼関係をぶち壊した事。

2..日米間の銀行関係の税制が違うのに係らず完全に無視し繰り延べ税金資産を槍玉にあげ、それで日本の銀行の自己資本が不足していると言った。
これは信頼関係の破壊であり金融大臣のすべきことではない。銀行が怒りを発するのは当然である。更に昨年末までに資本投入を国から受け入れなければ国有化をすると銀行を恫喝したのである。こんな筋違いのことをやる担当大臣である。これは途中からルール変更を強制されたことで論外の話である。

3.これは銀行株式が紙切れになることであり銀行株が暴落するのは当然であった。

4.つまり竹中の昨年やろうとしたことで株価が大暴落したのだ。

5.これは米国筋を喜ばすものである。今年もアメリカの市場筋とか金融関係のビップと面談しており実に怪しい。

6.以上の竹中計画を今年に入り修正し、銀行は潰れない--りそな銀行に見るとおり--となつたので株価が復元したに過ぎない。

7..この一年間の混乱は竹中金融行政の無知に起因する。そして国民は竹中の学習の為に実に大きな犠牲を払ったということであろう。
                              平成15年10月15日  徳永圀典