アジア諸国独立と日本の貢献 投稿者:安東満雄  投稿日:11月 3日(月)21時48分01秒
徳永圀典様
日本海新聞にご寄稿の「日本の人類観史的意義ー巨視的世界歴史観を持て」を拝見しました。

歴史のパターンを500年の長さで見ると言う考え方は面白く、コセコセした物がどこかに飛んで行き、考え方が纏まり易く思います。

私などは差して歴史観などは持っておりませんが、現在65歳、幼少にして実父をフイリッピン戦線で戦死により失った者にとっては、大東亜戦争とは一体なんであったのか。実父の死は無駄な死ではなかったかと良く思って来ました。米軍のS19・10月フイリッピン・レイテ島上陸以降、日本の終戦までの僅か10ヶ月間にこの地で日本軍将兵50万人、及び在留邦人2万人併せて52万人が死んでおり、私たち遺児から見ますとこの問題は簡単に固唾けられない問題であります。

しかし、最近の東南アジアの躍進を見ておりますと日本は戦争に負けたが、アジアの独立に貢献した。アジアのために立派な事をしたのだと思う事がし切りに成りました。会社退職後初めて、「フイリッピン地域戦跡慰霊巡拝」にも行かせてもらいましたが、この国に限って見れば後進国として遅れは相変わらず酷い様ですが、最近の新聞紙上でも政治経済は確実に躍進しており、本日の日経新聞「私の履歴書」にもフイデル・V・ラモス元大統領が登場するまでに成り、日本との関係、又、日本の貢献度が伺えます。

徳永様がおっしゃる様に16世紀以降の様な欧米・白人による植民地制度が日本も含めアジアで今も続いているとしたら悲劇であります。その意味での日露戦争における日本の勝利は、掛替えの無い物であった訳でありましょう。

アジアの為に尽した日本の実績、また、世界に冠たる経済大国としての誇りも持ち、大いに胸を張ってグローバルな世の中に生き続けたい物であります。