関西百名山登山記録51 岳の洞山(学能堂山)


平成15年2月11日 曇 
参加者 森川、清水、安東、高橋、長戸、徳永

2月は1年の内でも寒さは一番厳しく、それだけに冬山は霧氷、樹氷が見られるところもある訳で、昨年は三峰山、一昨年は高見山で見事な霧氷、樹氷を観賞致しました。さて今年は、今日の気温は17℃と可也寒さも緩んでおり、如何なる事になるかと関西百名山「学能堂山標高1022m」に登って来ました。奈良県と三重県に連なる同山は、大和最東峰に位置し、地元では「岳ノ洞」と親しまれている様です。今回は交通の便を考えると何時ものHHCを利用するのが良かろうと、予約の上千里中央に集合、36人乗りバスと相成りました。最近は女性の登山客が多く、今日も33名中約半分が女性の方でした。西名阪を針ICで下り、三重県側伊勢街道の杉平で下車。水谷林道の抜けて登山を開始ー林道終点―県界尾根―学能堂山ー昼食―白土山―小須磨峠−神末上村に下山。標高差は500mあり、林道終点からは厳しい登りが続きました。その後山頂までの稜線は並木道のような美しい杉木立で、1022m一等三角点の頂上は、低いカヤトとススキだけの台地。頂上は360度の大展望で高見山、三峰山、そして室生火山群の尼ヶ岳、大洞山が見事で有りました。 
しかし、期待していた霧氷・樹氷は気温12℃とここの処の温暖な天候のため一切見られなったのは残念。
山頂での昼食は「海苔巻弁当」。食後にはカップチイノーが沸され美味い事。又、昨日韓国・斉州島から帰国された方からお土産のチョコレートも配られ楽しい一時を過す。33名の記念撮影もした。下山までの所用時間は終日で約4時間半。下山後は榛原の「みはる温泉」でゆっくり汗を流す。その後のビールのこれまた美味かった事。(文責安東満雄)

俳句 
森川礼次郎 うらがなし 学能堂山 樹氷なし
安東満雄  岳の洞 霧氷見られず 気落ちする
        学能堂 尾根歩けども 霧氷なく
徳永圀典  暖かし 岳の洞山 杉花粉